衰退は地方の第一次産業から始まるのか
もう秋田県は完全に冬に入りましたね。雪がモサモサと降って来ました。
さて本日は早速本題から入ろうと思います。「衰退は地方の第一次産業から始まるのか」です。僕の答えはYES。
戦後がスゴいいい例だと思います。経済成長が進むにつれて、農業から離れる人が増えていきました。それでも団塊ジュニアが生まれるくらいまでは、長男だけは地元に残ったり、都会に馴染めずUターンする人がいたりして旧来の家族制度やコミュニティは、まだ保たれていましたが、やがて山間部から過疎化が進んでいます。農地を維持してきた最後の世代と言える団塊世代が高齢化し、車の運転すらも難しくなると、農業を続けることができない。そして今、奥地まで開拓された日本中の農地は放棄されつつあります。
↑夕日がキレイ
これは、当たり前と言えば当たり前です。ましてライフラインのインフラ整備はタダでもありません。予算が限られているなかで、人がほとんど住んでいないような土地のインフラを維持、充実させる余裕はないです。もはやその財
源は枯渇しつつかなと。
かといって、このまま地方が廃れていくのも忍びないんです。地方の衰退は国家的損失とも考えてる我でもあります。地方には地方の魅力があるんです。どこ行ってもご飯は美味しいし自然がキレイなんです。
↑どこかの通りすがりのおでん屋さんだったんですがめちゃ美味しい。学生時代だから2年前くらいだったかなー
と言っても、若い世代は東京に行ってなかなか戻って来ません(笑)東京だけではなく都会と呼ばれる場所ですね。そんな地方とは真逆の東京。今や人口過密状態は、過酷といってもいいほどでもあります。街に出れば往来の人々とぶつからないよう気をつけねばならず、電車に乗れば見知らぬ人と至近距離になります。満員電車なんてエゲツナイです。
確かに東京という街は、刺激的で魅力にあふれています。ファッションにハイカルチャーにサブカルチャー、さらにはクオリティの高い多種多様な飲食店。どれを取っても東京はピカイチだと感じてます。そのため、地方から東京に移り住む人が多いのは理解できます。しかし、この東京一極集中状態が維持、あるいは増幅すればするほど、地方からは人がいなくなります。
前述もしておりますが、何より地方には地方の魅力がある。誇張表現かもしれませんが、その宝をみすみす失うことは、日本の国家的損失になりかねないとも考えています。
そんな日本は、平地が少ない狭い国です。そして、島国だからこその防疫体制で、人口密度が高くても安全な国をつくることができたのではないかなと勝手に考えてます。ほんとに安心安全ですよね(笑)
また、自然も豊かだし「水」も豊富だしどこ行ってもご飯が美味しい。しかし、これを当たり前だと思ってはダメです。世界では珍しい国です日本は。言えば、日本の当たり前は世界の当たり前ではないってことですね。
例えば、蛇口🚰日本で暮らしていると、蛇口をひねれば、そのまま飲めるほど清浄でおいしい水がいくらでも出てくるのは当たり前という感覚だろうが、それは世界の当たり前ではないんです。中東やアフリカなどには水不足にあえいでいる国や地域がたくさんあるし、欧米では、飲料水は「ボトルに詰めて売られているもの」だ。日本の水道料金とて有料ではあるが、欧米人からすればタダ同然の感覚だと思います。
↑沢水を飲んでます。ホース繋げて飲み放題。これがめちゃ美味しい。飲んでるの人は原宿育ちのCity boyです笑
最後に。
のどかな農村風景に、豊かな水資源など日本人にとっては当たり前すぎてありがたみを感じづらいものに、外国人たちは日本にしかない特別な魅力を感じて来ていると思います。だから、地方へのインバウンドもこれから増えると僕は感じてます。また、日本の食文化や外食産業においても「水」は欠かせません。
フルーツしかり、米しかり、日本の良質な食材は、ほぼ例外なく、豊かな水資源があってこそ生産できるものです。
つまり、日本産の食材を対外的にアピールすることは、まわりまわって、豊かな水資源という日本ならではのアドバンテージを活用していることになる、と言ってもいいではないかなと。
JAPAN is No. 1と僕はずっと思っているしそうしていきたいです。
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